16 ䷏ 雷地豫(らいちよ)

古典に学ぶ

予のときは諸侯を動かして服さない国へ進軍してもよい。

豫は、悦び楽しむこと。直前の地山謙が謙譲の精神を発揮すると、自然人望が高まり、次第に勢力も広がり万事順調となり余裕も出てきてここ楽しい豫(よろこび)が訪れる。

時はまさに春、天地の理に従って、そこには微塵も無理がない。

また、豫には、時間を掛けて準備を済ました意味もある。それが花咲く時を迎えたので悦びもさらに格別である。何をするにも皆の心を一致協力させやすい。

このような時は、すぐれたリーダーを立てるといい。

①芽がようやく出てきて、季節に例えるなら時あたかも春である。

②皆の心を一つにまとめやすい。願ってもない好機である。

③この勢いを維持しなくてはならない。だが陽気は移りやすい。

繋辞伝「幾を知るは、其れ神か」「君子は幾を見て作(た)ち、日を終うるを待たず」(<幾とは吉凶の形となって表れない、かすかな兆しで、計り知れない陰陽の働きをいう>君子はいち早くこの兆しを察し、行動に移して、一日を漠然と安楽に過ごすことはない)。陽中に陰の兆しを早く察知してこれに対処していかなければならない。

雑卦伝「謙は軽くして豫は怠るなり。」謙はひりくだって己の身を軽しとするが、豫は悦びのあまりつい驕って怠りがちになる。

初六 鳴予 凶

 喜びあふれて油断する。凶。楽しみ溺れやすいとき。

 慢心すれば大失敗。本務を忘れるとき。

 変 51 ䷲震為雷 突然の震雷におののくが、過ぎれば自分の事を棚に上げて人の慌てぶりを笑う。だが笑っている場合ではない。次にまたいつ来るかもしれない。

六二 石に介するも日を終えず 貞にして吉

 ひとり節を守ること石の如く堅く、崩れることがあっても一日が終わらないうちに払いのけて自らの正しさを守って動じないから吉。。隠忍自重。ずかしい。

 変 40 ䷧雷水解 問題が解決したなら、深追いはしない方がよい。

六三 旰予(くよ)す 悔ゆること遅ければ悔有り

 上司にへつらい、上目遣いをする。この態度を改めることが遅ければ後悔するう。不中不正。嫌らしい態度である。もう一度反省せよ。

分外の望みをすると失敗。質素倹約に努めよ。

 変 62 ䷽雷山小過 出しゃばらずひかえめにすること。

九四 由予す 大いに得る有り 疑うことなかれ朋蓋簪(ともあいあつま)る

 衆人が自分の所に多く集まって交わり大いに楽しむ。疑心が無ければ同志が集まって協力してくれるだろう。吉。友遠方より来る。

大任を引き受ける。協力を得る。

 変 2 ䷁坤為地 地味だが温かみがある。安定感が皆の結束を固めさせる。

六五 貞疾あり 恒に死せず

 持病があり健康とは言えないが死ぬようなことは無い。心にわだかまりがある.一考しよう。致命傷にはならない。

すらすらいかない。

 変 45 ䷬沢地翠 自然に人や物が集まる。しかし過ぎると問題が生じる。

上六 冥予す 成れども渝(かわ)ることあれば咎なし

 歓楽に溺れて目がくらむ。歓楽の極め、酒池肉林に溺れる。楽あれば苦ありを知る。

怠け心が出て身をくずす。方針が間違っている。

 変 35 ䷢火地晋 状況が明らかになると、事態がますます容易でないことが判明する。早く改めること。

互卦 39 ䷦火山褰

綜卦 15 ䷎地山謙

錯卦 9 ䷈風天小畜

 準備していたことが調い喜びあり。油断しやすい。怠る。

商売では、

順調で新規取引もよい。目的を絞ってよい。こちらが有利であるが、油断すると失敗する。実益は少ない。勝負は勝ち。早いほうがよい。

恋愛では、

愛情を確かめ合い、楽しい日々が続く。結婚は吉。一陽五陰の卦なので一人の男性に数人の女性がいてライバルが多い。女性の方にもわがままなところがある。取り決めは早いほうがよい。

病気は、

重くて長引くが、養生すれば回復する。打ち身、腫れ物に注意。

なくし物

出にくい。

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