易経

古典に学ぶ

46 ䷭ 地風升(ちすいしょう)

升は、元いに亨る。もって大人を見る。恤(うれ)うるなかれ。南征すれば吉なり。升は昇であり、進み上昇するを意味する。直前の沢地翠が集積して次第に高くなることから、いよいよ昇になる。序卦伝=翠は聚なり。聚りて上るものはこれを升ると謂う。故にこれ...
古典に学ぶ

19 ䷊ 地沢臨(ちたくりん)

本文 臨は、大(おお)いに亨(とお)る。貞(ただ)しきに利(よろ)し。八月に至れば凶あり。 臨は大いに通じる。貞正を守るがよい。陽気は上昇して旧十二月から以後を経て旧八月になれば災いを被ることがある。陰陽消長の理(※1)その場に立ち向かうこ...
古典に学ぶ

11 ䷊ 地天泰(ちてんたい)

泰は、小往き大来る。吉にして亨る。泰は、12月消息卦。今や我が世の春を迎えた時である。陽が内側から徐々に伸張し、陰を外へ駆逐せんとする象で、組織や集団にあっては、望ましいものが勢力を拡大し、邪な者が次第に勢いを失っていく。個人的には、長所や...
古典に学ぶ

䷖ 山地剥(さんちはく)最悪の時

剥は、往くところに利ろしからず。彖に曰く、剥は剥ぐなり。柔は剛を変ずるなり。往くところに利ろしからずとは、小人長ずればなり。順にしてこれに止まるは、象を観るなり。君子の消息盈虚を尚ぶとは、天の行なればなり。象に曰く、山の地に附くは剥なり。上...
Verified by MonsterInsights