古典に学ぶ 40 ䷧ 雷水解 解は、西南に利あり。往くところなければ、それ来り復(かえ)りて吉なり。往くところあれば、夙(はや)くして吉なり。 解は西南が有利。進んで行うが困難が解ければ退いて元の平安の地に帰ってくるのが良い。進んですることがあれば速やかに解決する事が吉... 2025.02.12 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 55 ䷶ 雷火豊 豊は亨る。王これを仮(いか)る。憂うるなかれ、日中に宜し。 豊は、通る。王自ら到達できる。心配は要らない。災いを除き中天の太陽が輝くように豊かに正大に行動する。 盛大、繁茂、肥沃などの意。力強く奮い立ち盛大を窮める。しかし、力強すぎて何でも... 2025.02.10 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 16 ䷏ 雷地豫(らいちよ) 豫は、候(きみ)を建て師(いくさ)を行(や)るに利あり。予のときは諸侯を動かして服さない国へ進軍してもよい。豫は、悦び楽しむこと。直前の地山謙が謙譲の精神を発揮すると、自然人望が高まり、次第に勢力も広がり万事順調となり余裕も出てきてここ楽し... 2025.02.08 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 39 ䷦水山褰(すいざんけん) 褰は西南に利し、東北に利ろしからず。大人を見るに利し。貞吉。 褰は西南方位の平地に進むがよく、東北方位の険しい地に進むのはよくない。大人と相談するとよい。貞正を保って吉。序卦伝 睽とは乖(そむ)くなり。乖けば必ず難あり。故にこれを受くるに褰... 2025.02.04 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 50 ䷱ 火風鼎(かふうてい) 鼎は、大いに(吉にして)亨る。直前の䷰沢火革で行った改革が鼎で完成する。鼎で煮ることで、生ものも固いものも、いずれ口当たり良くすることができる。素材に手を加えて優れたものにする、あるいはトラブルを調整する意味もある。賢者を養い、部下を育てる... 2025.02.01 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 9 ䷈ 風天小畜(ふうてんしょうちく) 小畜は、亨る。密雲あれど雨降らず、わが西郊よりす。小畜は通じる。厚い雲がたれこめているが、待望の雨はまだ降ってこない。やがて西郊より黒雲がでて降ってくるだろう。しばらく時を待つこと。妨害があって憂う。小畜は柔、位を得て上下これに応ずるを、小... 2025.02.01 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 58 ䷹兌為沢(だいたく) 兌は、亨る。貞しきに利ろし。兌は、説なり。剛中にして柔外なり。説(よろこ)びてもって貞なる利ろし。ここをもって天に願い人に応ずるなり。説びてもって民に先だったときは、民その労を忘れ、説びてもって難を犯すときは、民その死を忘る。説の大いなる。... 2025.01.31 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 43 ䷪ 沢天夬(たくてんかい) 夬は、王庭(おうてい)に掲(あ)ぐ。孚(まこと)あって号(さけ)ぶ。癘(あやう)きことあり。告ぐること邑(ゆう)よりす。戎(じゅう)に即(つ)くに利あらず。往くところあるに利あり。朝廷に揚言して誠をつくして人々を呼びかけるが危険である。自国... 2025.01.30 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 3 ䷧ 山水蒙(さんすいもう) 蒙は亨る。我童蒙を求むるにあらず、童蒙来たりて我に求む。初筮は告す。再三すれば瀆る。瀆るれば告げず。貞しきに利あり。 蒙は通じる。自分の方から幼い者に教えようとするのではない。幼い者のほうから教えを請いにくるのが教育の本当の姿である。初筮は... 2025.01.29 古典に学ぶ易経
古典に学ぶ 49 ䷰ 沢火革(たくかかく) 革は、巳日(いじつ)にしてすなわち孚とせらる。元いに亨り貞しきに利ろし。悔亡ぶ。革は熟考して盛りを過ぎた己日の改めるべき日に行って初めて人々の信頼を得られる。大いに通じて貞正するがよい。後悔することはない。革は革新・革命の意。水と火の争いが... 2025.01.28 古典に学ぶ易経