古典に学ぶ 第10回:「万物一体の仁」 仁の概念と陽明学における発展「仁」(じん)は儒教の中心的な概念の一つで、古くは孔子によって「人を愛する」という意味で使われていました。一般に「思いやり」「慈しみ」「人間愛」などと訳されますが、その意味は時代と共に深化し、拡張されてきました。... 2025.04.14 古典に学ぶ陽明学
古典に学ぶ 第9回:「事上磨錬」 実践による自己修養の方法陽明学の最も特徴的な側面の一つに「事上磨錬」(じじょうまれん)という概念があります。これは文字通り、「事(こと)の上に磨(みが)き錬(ね)る」という意味で、日常の様々な出来事や状況の中で自己を磨いていくという実践的な... 2025.04.07 古典に学ぶ陽明学
古典に学ぶ 第8回 四句教と陽明学の完成 前回は「致良知の実践」について解説しました。今回は、王陽明の思想の集大成とも言える「四句教」について掘り下げていきます。晩年の王陽明が、弟子たちに残した四つの句から成るこの教えは、その簡潔な表現の中に陽明学の真髄が凝縮されています。四句教の... 2025.04.04 古典に学ぶ陽明学
古典に学ぶ 第7回 致良知の実践 前回は王陽明の「知行合一」(知ることと行うことは本来一体である)という思想について解説しました。今回は、陽明学の最も重要な実践的側面である「致良知」に焦点を当てます。「致良知」とは、自らの内なる良知を実現する、あるいは良知に至るという意味で... 2025.03.31 古典に学ぶ陽明学
古典に学ぶ 第6回 知行合一論 前回は王陽明の思想の根幹を成す「心即理」(心は即ち理なり)について解説しました。今回は、その「心即理」の思想と不可分の関係にある「知行合一」(知ることと行うことは本来一体である)という考え方について掘り下げていきます。この「知行合一」の思想... 2025.03.22 古典に学ぶ陽明学
古典に学ぶ 第5回 心即理の思想 前回は陽明学の中核概念である「良知」について詳しく解説しました。今回は、王陽明の思想の根幹を成す「心即理」(心は即ち理なり)という考え方について掘り下げていきます。この「心即理」という思想は、朱子学の「性即理」(性は即ち理なり)とどう違うの... 2025.03.17 古典に学ぶ陽明学
資格 第4回 良知とは何か 今回は陽明学の中核概念である「良知」に焦点を当てます。「致良知」(良知を実現する)が陽明学の実践的な目標ですが、そもそも「良知」とは何なのでしょうか。その本質と現代における意義を探っていきましょう。良知の定義 — 生まれながらの善を知る能力... 2025.03.15 資格
宅建士 7章 時効 1.総説第145条(時効の援用) 時効は、当事者(消滅時効にあっては、保証人、物上保証人、第三者取得者その他権利の消滅について正当な利益を有する者を含む。)が援用しなければ、裁判所がこれによって裁判をすることができない。私的自治の原則=期間... 2025.03.07 宅建士民法資格
古典に学ぶ 第3回 朱子学と陽明学の違い 前回は「陽明学とは何か」という観点から、王陽明の思想の基本概念と特徴について解説しました。今回は、陽明学の特徴をより鮮明にするために、それに先行する儒学の大潮流「朱子学」との違いに焦点を当ててみたいと思います。二人の巨人 - 朱熹と王陽明中... 2025.03.07 古典に学ぶ陽明学
古典に学ぶ 第2回 王陽明の生涯と思想形成 今回は、陽明学を創始した思想家・王陽明(王守仁)の生涯と、その波乱に満ちた人生の中で彼の思想がどのように形成されていったのかを見ていきたいと思います。少年時代 ー 非凡な才能と高い志王陽明(王守仁)は1472年、明の成化8年に浙江省余姚の王... 2025.03.07 古典に学ぶ陽明学